「デリヘルってどんな仕事なんだろう」「本番行為をさせられるんじゃ……」。求人情報を見ながら、そんな不安を感じている方は多いのではないでしょうか。名前は知っていても、実際に何をする仕事なのかは意外と分かりにくいものです。この記事では、出勤から退勤までの流れ、給料の目安、サービスの範囲までを順番に解説します。読み終える頃には、デリヘルという仕事の輪郭がはっきり見えているはずです。
デリヘルとはどんな仕事?他業種との違い
デリヘルは「派遣型」の風俗で、本番行為(性交渉)は業務に含まれません。まずはソープ・ホテヘルとの違いを整理しながら、位置づけを確認していきましょう。
デリヘルは「デリバリーヘルス」の略で、女性がホテルや自宅に出向いて接客する派遣型のサービスです。お店に女性が在籍し、お客様のいる場所へ移動して接客する仕組みになっています。
風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)上は「性風俗関連特殊営業」の届出区分にあたります。営業所を管轄の公安委員会に届け出たうえで営業しており、無届けの違法営業とは異なるものです。
他業種との違いは、次のように整理できます。
- ソープランド:店舗型で、本番行為を含むサービスが行われているとされる特殊な業態
- ホテヘル・箱ヘル:店舗型で、お客様がお店に来店するスタイル。本番行為はなし
- デリヘル:派遣型で、女性がお客様のもとへ移動するスタイル。本番行為はなし
つまりデリヘルは「移動するけれど、本番行為はない」業態だと理解しておくと分かりやすいでしょう。
デリヘルの仕事内容を流れで解説(出勤〜退勤)
デリヘルの1日は、出勤・待機・移動・接客という流れで進みます。未経験の方でも具体的にイメージできるよう、順を追って見ていきましょう。
出勤・待機
出勤スタイルは、お店に一度出勤してから待機する「事務所待機」と、自宅で連絡を待つ「自宅待機」の2パターンが一般的です。どちらを選べるかはお店によって異なるため、面接時に確認しておくと安心です。
派遣先への移動〜インコール
お客様の予約が入ると、指定されたホテルや自宅へ移動します。到着したら、まずお店の担当者へ連絡を入れる「インコール」を行うのが基本の流れです。この連絡は、女性の安全を確保するための大切な工程でもあります。到着後は身だしなみや室内の清掃状況を確認し、接客の準備に入ります。
接客の基本的な流れ
コースは60分・90分・120分といった時間設定が一般的です。時間内で洗体・オプションサービスと進み、終了後は身支度をして退室します。時間配分はコースの長さやお客様の希望によって変わります。ただ「限られた時間の中でサービスを組み立てる」という感覚は、どのコースでも共通しています。
接客が終わったら再びお店へ連絡し、次の予約に備えて待機に戻る、という流れの繰り返しです。
デリヘルはどこまでするの?サービス内容と本番行為の有無
デリヘルの業務範囲は、洗体や各種オプションサービスまでです。性交渉そのものはお店の業務内容には含まれません。ここでは理由と、もし求められた場合の考え方を整理します。
本番行為が業務に含まれない理由は、売春防止法という法律に由来します。性交渉を対価として提供・斡旋する行為は、この法律で禁止されています。デリヘルという業態の届出区分も、あくまで本番行為なしのサービスを前提に成り立っているものです。
とはいえ、実際の現場で本番行為を求められるケースがゼロとは言い切れません。もしそうした場面に遭遇したら、断ってよいということをまず知っておいてください。一人で抱え込む必要はなく、お店の担当者や外部の相談窓口に相談する権利があります。
具体的な断り方や、その場で使えるフレーズについては風俗で本番を要求されたら?その場で使える断り方と言い返せない時の対処法で詳しく解説しています。不安な方は事前に目を通しておくと安心です。
なお、業務範囲の細かい線引きはお店ごとに異なる部分もあります。入店前の研修や面接の段階で、自分が担当する業務範囲をしっかり確認しておきましょう。
デリヘルの給料相場|日給・月給の目安
デリヘルの給料は歩合制が基本です。日給2万〜5万円、月給20万〜50万円程度が編集部調査の目安ですが、この金額を毎回稼げると保証するものではありません。仕組みとあわせて見ていきましょう。
給料の基本構造は「コース単価×バック率」です。バック率とは、コース料金のうち女性の取り分となる割合のことで、お店や在籍期間、勤務実績によって変わってきます。同じ本数をこなしても、バック率が高いお店の方が手取りは多くなる仕組みです。
前述の日給・月給レンジは、あくまで編集部が複数の風俗求人媒体の掲載相場を調査した目安にすぎません。実際の収入は勤務日数やエリア、指名の獲得状況によって大きく変わります。
給料に影響する主な要素は次のとおりです。
- 指名の獲得数(常連のお客様が増えるほど本数が安定しやすい)
- オプションサービスの成約率(単価が上がりやすい)
- 移動時間(移動が長いエリアだと1日にこなせる本数が減りやすい)
誰もがこの金額を稼げると保証するものではなく、働き方次第で変動する点は理解しておきましょう。
デリヘルで働くメリット・デメリット
デリヘルにはメリットとデメリットの両方があります。特に派遣型ならではの移動・待機時間との付き合い方は、事前に知っておくと働きやすさが変わってきます。
メリット
- 待機時間を自由に過ごせる場合がある(お店によっては外出可能)
- 本番行為がないため、安心して働きやすい
- シフトの自由度が高く、短期集中の出稼ぎとも相性がよい
デメリットと対処法
一番のデメリットは、移動時間が発生するため本数を稼ぎにくいことです。ホテヘルや箱ヘルのように店舗内で完結する業態と比べると、どうしても移動によるロスタイムが生まれます。
この点への対処法としては、待機時間の使い方を工夫することが挙げられます。読書やスマホでの調べものなど、待機中にできることを決めておくと気持ちの負担が減ります。また、営業エリアが狭いお店を選ぶと、移動負担そのものを軽減できる場合もあります。
もうひとつ知っておきたいのが、私服での接客準備が必要な点です。移動先で身支度を整えるため、コンパクトにまとまる持ち物選びが求められます。
デリヘルと他業種の仕事内容・給料を比較
デリヘルが自分に合うかどうかは、他業種と比べてみると判断しやすくなります。マットヘルス・ソープ・箱ヘルとの違いを表で整理しました。
| 業態 | 移動の有無 | 業務内容の特徴 | 日給の目安 | 月給の目安 |
|---|---|---|---|---|
| デリヘル | あり(派遣型) | 洗体・オプション中心、本番行為なし | 2万〜5万円 | 20万〜50万円 |
| マットヘルス | なし(店舗型) | マット・オプション中心、本番行為なし | 3.5万〜6万円 | 25万〜60万円 |
| ソープ | なし(店舗型) | 本番行為を含むサービスが行われているとされる業態 | 4万〜10万円 | 30万〜80万円 |
| 箱ヘル(ホテヘル含む) | なし(店舗型) | 洗体・オプション中心、本番行為なし | 2万〜5万円 | 20万〜50万円 |
※いずれも編集部が複数の風俗求人媒体の掲載相場を調査した目安であり、お店やエリアによって変動します。
こうして比べると、デリヘルは「移動があるかわりに、シフトの自由度が高い」という特徴が見えてきます。移動に抵抗が少なく、シフトを柔軟に組みたい方や出稼ぎを考えている方には向いている業態と言えそうです。
一方、店舗内で完結する働き方を重視するなら、マットヘルスや箱ヘルの方が合う場合もあります。マットヘルスの仕事内容や給料はマットヘルスの仕事内容と給料相場にまとめました。ソープの待遇面は超高級ソープはいくら稼げる?待遇・給料と採用基準で詳しく紹介しています。ユルミアのような情報サイトで他の業種情報もあわせてチェックしてみてください。
未経験からデリヘルで働くまでの流れ
未経験からデリヘルで働き始めるまでは、面接から研修を経て勤務開始という流れが一般的です。準備しておきたいことを順番に見ていきましょう。
面接では、勤務可能な曜日・時間帯、希望する給料形態、業務範囲の確認などが聞かれます。逆に、こちらから業務範囲や待機スタイル、バック率について質問しておくと、入店後のミスマッチを防ぎやすくなります。面接でよく聞かれる質問や模範回答については風俗の面接で何聞かれる?未経験向け16質問と模範回答にまとめているので、参考にしてみてください。
多くのお店では、未経験者向けの研修や体験入店の制度が用意されています。接客の基本やお店とのやり取りのルールを、実際の勤務前に確認できる仕組みです。
未経験の方が入店前に確認しておきたいポイントは次のとおりです。
- 業務範囲(何をどこまで行うか)がお店の説明と一致しているか
- バック率や給料形態が明確に提示されているか
- 待機スタイル(事務所待機・自宅待機)が自分の生活と合っているか
- 面接時の持ち物や必要書類を把握できているか
面接に必要な持ち物については風俗の面接に必要な持ち物リストで一覧にしているので、あわせて確認しておくとスムーズです。
デリヘルで働く前に知っておきたい注意点
働き始める前に、法令面と安全面の注意点を押さえておきましょう。最後のチェックポイントとして確認してください。
まず、風営法および関連法令により18歳未満は風俗店で働くことができません。入店の際は身分証による年齢確認が必須となっており、これはどのお店でも徹底されているルールです。
派遣型ならではの安全対策としては、お店への出発・到着連絡を欠かさず行うことが挙げられます。移動先での不測の事態に備えて、防犯ブザーを携帯している方も少なくありません。こうした基本的な対策を積み重ねることで、リスクは大きく減らせます。
万が一トラブルに遭った場合は、一人で抱え込まず、お店の担当者に相談しましょう。労働条件に関する問題であれば労働基準監督署、法的なトラブルであれば弁護士など、公的な相談先も用意されています。
なお、デリヘルはシフトの自由度が高いため、短期間で集中的に稼ぎたい出稼ぎ層とも相性がよい業態です。出稼ぎが未経験でもできるかどうかは風俗の出稼ぎ、未経験でもできる?で解説しているので、興味のある方はチェックしてみてください。
まとめ
デリヘルは派遣型で本番行為のない業態であり、給料は日給2万〜5万円、月給20万〜50万円程度が編集部調査の目安です。移動や待機との付き合い方さえ工夫できれば、シフトの自由度を活かして働きやすい業種と言えます。デリヘル以外の業種も含めて比較検討したい方は、ユルミアのような情報サイトで他の業種情報もチェックしてみてください。
